最近、ガソリンが高いですね！

その原因の一つが、連日報道されている「ロシアによるウクライナ侵攻」です。

現在ヨーロッパでは、ロシアがウクライナを手中に治めようと、ウクライナの首都キエフで市街戦が勃発しています。

これを受けて、国連安保理がロシアに対して、ウクライナから即時撤退を求める決議をしたいのですが、コレがそう簡単にはいきません。

国連が発足して以来、常任理事国５ヵ国の内、１ヵ国でも反対の場合は決議案を実施する事が出来ない仕組みになっているので、国連が事実上の機能不全に陥っていると言っても過言ではありません。

これは何も「ロシアのウクライナ侵攻」に限った事ではなく、海の向こうで変わらずミサイルを発射し続けている北朝鮮に対して制裁を加えようとしても、常任理事国の１つが「NO !」と言えば、「ハイ、STOP !」。これ以上この案は先へ進む事が出来ません。

第二次世界大戦後、いわゆる戦勝国で出来た国連ですが、再び戦争が起こる事がないようにと結束して出来たこのシステム。

発足当初は上手く運用していたかもしれませんが、時代は移り、世界の均衡も変わりつつある現代。

今一度、制度の見直しと新たな国の参加や、執行猶予が終了した国同士を定期的に入れ替えていく事も検討する必要があるかもしれません。

P.S.

かつて日本も自国の領土を広げようと海を渡りましたが、結果として敗戦国となり、今の国の形になりました。

国にはそれぞれ置かれている状況や歴史に違いがありますが、武力による衝突は現在だけでなく、未来にも大きな禍根を残す事になってしまいます。

例え時間が掛かったとしても、国と国が互いに歩み寄り、テーブルの上で平和的解決の道筋を見つけられる事を切に願います。

By　Igniz