すたっふのひとりごと

雨音の静けさに想う おっちゃん

2019-06-28

西条店

今年の梅雨がやっとやってきました。雨期がないと自然も人間生活も困ってしまう。

そんな必要性ながら、水がたまる喜びもあり、災害がにつながると嫌なものにもなる。

信州の山里での中学生の頃、しとしとと降る雨は、誰もいない古びた木造の家の中で

雨以外の音はなく静かな佇まいに、癒やしを感じたことがあります。この静けさのなかで

勉強もしないで、夢心地がなんとも良い感じでした。 

その家が四つ辻の角にあって、石垣が高いので、2階建てみたいに眺望感があって、

木枠の窓を開けると、その辻を通る人の番傘を、上から見る感じで、さしている人とは、

目は合わさない高さ加減がよく、通り過ぎていく。 後ろ姿のセーラー服の感じがよく、

どんな顔立ちの人だったかと、未練が残る。 山里なので、もう人は通らない。

静けさの音を聞きながら、いつしかうたた寝してしまう。 家の者の下駄をからげる音で目をさます。

雨音の静けさに想う おっちゃん

このページの上部へ