会社を終わって出てきたら、玄関の入り口に子供の小鳥がうずくまって、私を凝視していました。

手を差し伸べると大きな口を開けて、親鳥にご飯のおねだりをするようなしぐさです。

羽は立派に色づいて小柄ではありますが、赤ちゃんではありません。どこかの巣から落ちたのかなと

我社の建物周辺を眺めましたが、巣らしきものは無く、どうしようかなと思って一呼吸。上の電線の上で

親鳥夫婦が泣け叫んでいました。更に困ってしまい、別棟の我社の若き青年諸君に相談。　早速に

大柄でどこから見てもすぐ分かる王子が”義をみてせざるは勇なきなり”と一緒して、さらに情け深い女子

も参加して、現地玄関前に行きました。大柄王子がそっと手を差出したら低空飛行をして建物沿いに着地。

更に手を出すと、次に隣の家の塀に留る、その瞬間泣き叫んでいた親鳥が、子供のところに急降下、しかし

子供を抱えては行けない。今度は爺さんが手を差し伸ばすと道路沿いの花壇の縁に着地。更に手を出した瞬間、

直ぐ側の花壇の樹木の枝に飛んで行きました。瞬間、親鳥が又急降下で、枝の中に・・・・　やっと安堵

親鳥の一羽が子供を守り、一羽がエサ取りに猛スピード飛んでいきました。　更に、なんと！！、不気味に

ずーとこの情景を電柱の上から見ていたカラス3羽もどこかに飛んでいきました。　長い実話　おわり

”親子の愛”に感動した　　おっちゃん