西条店 現在、放送されている2021年の大河ドラマ「青天を衝け」。
近代日本資本主義の父と言われる「渋沢栄一」の生涯を描く物語ですが、放送開始から約半年。
いよいよ物語は中盤に差し掛かり、渋沢栄一(演:吉沢亮)が 徳川慶喜(演:草薙剛)の命によりフランスへ渡り、
世界との差を目の当たりにして、様々な文化や技術を母国へ持ち帰った後、日本が大きく発展しようとする場面まで来ました。
時代背景も、ちょうど江戸から明治へと移りゆく時なので、人物の服装や街並みの変化も見処の一つと言えます。
個人的に印象深いのは、直近の回である「第 23 回 篤太夫と最後の将軍」より、
徳川慶喜が大政奉還を決断する時、「こういう事を一人で考えねばならぬとはのう・・・」と呟くシーン。
かつて自身を一番近くで支えてくれた者達は、今はもう居ません。
約 260 年間続いた徳川政権を自分の代で帝 (みかど) に返上する決意をした慶喜の表情に、寂しさと哀愁が滲み出ていて胸アツでした。
しかし一方で幕末・大政奉還の背景に、あの「坂本龍馬」の姿はおろか、名前すら全く出てこなかったのは残念でした (^_^;)
「西郷隆盛」や「大久保利通」など幕末の志士達はもちろん、あの「新選組」も出て来たのに・・・。
P.S.
今は東京オリンピックの為、放送休止中の大河ドラマですが、
2024年には現在の「福沢諭吉」から新しい壱萬円札の顔になるので、このタイミングでの「渋沢栄一」を取り上げた今年の大河ドラマ!
時代を切り開いた先人達に想いを馳せながら、引き続き観て行こうと思います。
By Igniz |